非現実

徒歩でも45分で歩けば着けるが日々の疲れがそれを許さない。

毎日二駅10分もかからない時間を電車に揺られ帰宅をしようと少し寂れたホームで並んで待つ。
数分、列に並んで待っていると電車がやってくる。ガタンゴトンと音を鳴らせながらという表現は今でも電車の走る走行音で通じるのだろうか?とくだらない疑問を感じる間も無く、列の波の一つとなり雪崩れ込む。

東京の早朝ラッシュ、故意であるのか故意で無いのかは分からないが、あれだけの密度だったらそれは痴漢の一つや二つ起こるだろう最強痴漢列車埼京線。には遠く及ばないが、二時間程度の残業をして疲れている会社員で車内はそこそこの賑わいを見せる。その他に部活動帰りなのか学生の姿も目につく。幸い吊革に捕まる事はできた。

電車がホームから動き出す。

走り出して即、限りなく殺意に近い不快感に襲われる。コツコツと方にぶつかる固い角。何かと横目で見ると見た目40代程度の小太りの会社員が少年ジャンプを読んでた。ジャンプ痛えよ地味に。殺したいとは思わない。けれどもものすんごい不快感が肩から首。首から脳へとジンジンと伝わる。コツコツと当たるのと同じ回数ジンジン不快。ジャンプやめてよジャンプ。痛いよジャンプ。せめてスマホで読んでくれよと心の中で呟く。チラリと目に入ったページは相撲がプロ編に変わっていた。マジかいな、いつの間に。

次の駅へ着くとジャンプのおっさんは脇にジャンプを挟んで出ていった。その後次の駅で自分が降りた。駅の改札を降りてすぐそこにあるサンクスへと入る。ジャンプを手に取る。やはり大相撲になっていた、いつの間にか。

続けてONE PIECEへとページを移動させまだビッグマムが終わってないことを確認すると、自炊も面倒だと思いチキン南蛮弁当を手に取る。せめてもの抵抗で黒烏龍茶も忘れずに手に取る。加えてトイレットペーパーが切れてた事を思い出し、買い物かごを取りそれも入れていく。上手く収まらずチキン南蛮が若干傾いている。

レジに並ぶ。前には茶パツのロングヘヤーのいかにもな女子高生。何がいかにもかと言うと田舎のJK感。田舎のJK感は丸出しというよりも丸見えと言えば良いのか?とにかく。もう。ぱっと見。一瞬で田舎のJK感を感じ取れた。ChouChouとかしてるし。

買っているモノが目につく。黒烏龍茶とマニキュアだった。マニキュアだった。コンビニでマニキュア買うんだ?つかコンビニにマニキュアって売ってるんだ??こんな狭い空間でも自分の見えてない興味ない見ていないんだ。と不思議な新鮮さのような感情が芽生えた。

自分の番となり会計を終え店を出る。小さいロータリー。迎えのためだろうか車が2,3台止まっており。またバスから人が降りていた。何故かこんな小さい町なのにある電光掲示板が目にとまる。明日は雨だと。降水確率100パーと。

傘を会社に置きっ放ししていることを思い出し、ビニール傘を買おうと今出てきたコンビニへと引き返そうとしたが面倒くさいやと思いとどまる。

明日の事は明日やりゃいいじゃん。雨に打たれたってしゃーないじゃんと。けれどもレモンチューハイが飲みたいながよぎり、コンビニへとやはり向かう。

以上、全て非現実だけどこんな時間まで起きてたら現実の朝が辛いので寝る。